【PC版】ショート動画の作り方完全ガイド｜AIで自動化して量産するプロの裏技とおすすめソフト
- 2025.11.29
- AI動画
スマホでショート動画を作っていてふと限界を感じたことはありませんか。
画面が小さすぎて指での細かいカット編集が思うようにいかない。
長時間作業していると首や目が悲鳴を上げ始める。
誤タップでタイムラインがズレてしまい、イライラが募る。
動画を1本書き出すだけでスマホが熱くなり充電が消えていく。
もし一つでも当てはまるならあなたは今、重要な分岐点にいます。
クリエイターとして次のステージに進むための大きなチャンスです。
今すぐPCでの動画編集に切り替えてください。
トップを走るYouTuberや企業の動画担当者を見てみましょう。
彼らは例外なくPCを使って動画を作っています。
スマホだけで完結させているプロは実はほとんどいません。
なぜならPCを使えば作業効率が劇的に向上するからです。
これは大げさな表現ではなく物理的な事実です。
スマホはいつでもどこでもコンテンツを消費できる素晴らしい端末です。
しかし緻密なコンテンツを生産するには不向きな側面があります。
この生産性の差は動画の本数が増えれば増えるほど開いていきます。
そして編集にこだわればこだわるほど残酷なまでに差がつきます。
さらに2025年の今、PCを使うべき決定的な理由がもう一つあります。
それは最新のAIツールをフル活用できるからです。
スマホアプリにもAI機能と書かれたものはあります。
しかしその多くは簡易的なフィルターや自動補正レベルに留まります。
対してPCブラウザで動作する最新のAIツールは次元が違います。
1時間の長尺動画を一瞬で解析し、バズる箇所を切り抜くことができます。
たった一行のテキストから映像や音声を全自動生成することも可能です。
撮影素材の無音部分だけを一瞬で削除する機能もあります。
これらはPCの処理能力と操作性があって初めて実現できる魔法です。
スマホでちまちまと数時間かけていた作業が一変します。
PCとAIを使えばクリック数回、わずか10分で終わることもあるのです。
空いた時間であなたは次の企画を練ったり、分析をしたりできます。
ゆっくりと休息を取ることもできるでしょう。
この記事ではPCならではのメリットを骨の髄まで解説します。
そしてショート動画を量産するための具体的な手順を徹底ガイドします。
使用するソフトも難しいプロ向けのものではありません。
初心者でも直感的に扱える最新のAIツールを中心にご紹介します。
もう小さな画面を睨みつけてストレスを溜める必要はありません。
広いデスクでコーヒーでも飲みながら作業をしましょう。
PCとAIを使って涼しい顔で動画を量産するプロのスタイルへ。
その第一歩をここから踏み出しましょう。
北岡ひろき(@kitaokahiro)
タップできるもくじ
なぜPCなのか?スマホ編集では絶対に勝てない3つの理由
今のスマホは高性能だから動画編集なんて余裕ではないか。
わざわざPCを開くのが面倒くさい。
そう思う気持ちもよくわかります。
確かにCapCutなどのスマホアプリは驚くほど進化しました。
簡単なVlogや趣味の動画ならスマホで十分かもしれません。
しかしもしあなたが収益化や集客を目指しているなら話は別です。
そして月に数本ではなく数十本単位で量産したいなら尚更です。
スマホ編集はいずれ必ず限界が来る茨の道です。
PC編集がスマホ編集に圧勝する構造的な3つの理由を深掘りします。
作業効率が段違いなのはショートカットキーと大画面のおかげ
PCを使う最大のメリットは圧倒的なスピードです。
動画編集という作業を細かく分解してみましょう。
再生、停止、カット、削除、そして失敗した時に戻る動作。
これらを1本の動画制作で何百回と繰り返すことになります。
スマホ編集ではこれらすべての操作を指で行います。
小さなボタンを間違えないように狙ってタップする必要があります。
このコンマ数秒のロスが数百回積み重なると膨大な時間になります。
PCならショートカットキーという魔法が使えます。
左手でキーボードを叩くだけで操作が完了するのです。
スペースキーで再生や停止ができます。
CtrlキーとCキーでコピーし、Vキーでペーストができます。
CtrlキーとZキーを押せば失敗を一瞬で取り消せます。
慣れれば画面を見ているだけで指が勝手に動くようになります。
思考と同じスピードで編集が進んでいく快感があります。
これはスマホでは絶対に味わえない体験です。
また画面の広さや解像度も決定的に重要です。
動画編集では全体像と細部を交互に見る必要があります。
動画全体の流れを確認しつつ、0.1秒単位のカットを行うのです。
スマホの画面ではタイムラインの一部しか見えません。
全体を見るにはピンチイン、細部を見るにはピンチアウトが必要です。
この指の操作だけで脳のメモリを無駄に消費しています。
PCの大画面なら動画のタイムライン全体が一目でわかります。
素材の配置ミス、音ズレ、字幕のタイミングなどが手に取るようにわかります。
すべてが見えるのでミスが激減するのです。
この視認性の良さと操作の速さが組み合わさることで効率化されます。
1時間かかっていた編集が20分で終わるようになるのです。
AIツールの真の力はPCでこそ引き出せる
ここがこれからの時代に最も重要なポイントです。
今、動画制作の世界ではAI革命が起きています。
Klap、invideo、submagic、PictoryAIなどのツールです。
これらの革新的なツールの多くはPCブラウザが主戦場です。
もちろんスマホでサイトにアクセスすることはできます。
しかしスマホの狭い画面でAIツールを操作するのは苦行です。
ボタンが押しにくかったり、レイアウトが崩れたりします。
これではAIによる時短の恩恵が台無しです。
また高度な画像生成AIや動画生成AIはマシンスペックを要求します。
スマホアプリ版は動作を軽くするために機能が制限されがちです。
PC版ならできるのにスマホ版ではできないという機能が多いのです。
PCを使えばこれらのツールのフル機能を快適に使えます。
複雑なプロンプトや指示文を入力するのもキーボードなら一瞬です。
生成された動画をプレビューするのも大画面なら細部までチェックできます。
さらに最近のAIツールはクラウド型が主流です。
重い処理はすべてネットの向こう側の高性能サーバーが行います。
つまりあなたのPCが最新のゲーミングPCでなくても大丈夫なのです。
数年前のノートPCでもネットさえ繋がれば最新AIを使えます。
PCという窓を通してスーパーコンピューターの力を借りるのです。
これが現代の動画制作の勝ちパターンです。
素材管理のしやすさが量産体制の構築に繋がる
ショート動画で収益化し、ファンを獲得するには何が必要でしょうか。
クオリティも大切ですがそれ以上に継続と本数が重要です。
毎日投稿、あるいは週に数本の投稿を続けることです。
これがアルゴリズムに愛される唯一の道です。
継続するためには徹底的に手間を省く必要があります。
ここで問題になるのが素材管理です。
スマホの中に動画素材や画像素材が散乱していませんか。
あの写真はどこだったかとスクロールする時間は無駄です。
容量がいっぱいですと言われてアプリを消す時間も無駄です。
これらはすべて動画を作るという本質とは関係のない時間です。
PCならフォルダ分けして体系的に管理できます。
案件ごとや企画ごとにフォルダを作り、素材を整理できます。
素材をドラッグ＆ドロップで編集ソフトに放り込むだけです。
完成した動画も大容量の外付けHDDに保存してバックアップできます。
スマホの容量を気にするストレスから解放されるのです。
またテンプレート化もしやすいのがPCの利点です。
オープニングやテロップのデザインを保存しておけます。
次の動画を作る時にそれを使い回すことができます。
ゼロから作るのではなく型にはめて作るのです。
これができるのがPC編集の強みです。
動画作りを趣味の作業からビジネスとしての生産ラインに変える。
そのための司令塔としてPCは必須のアイテムなのです。
もしまだスマホでの編集にこだわっているなら考え直してください。
一度、騙されたと思ってPCでの編集環境を整えてみてください。
あまりの快適さと生産性の違いにもうスマホには戻れなくなるはずです。
スマホとPCの違いについて基本からもっと知りたい方はこちら。
ショート動画の作り方｜スマホ・PC・AIでバズる動画を量産する全手順
基礎知識としてPC作成で失敗しないための必須ルールを知る
PCで作ろうと意気込むのは素晴らしいことです。
しかしPCで作るからこそ陥りやすいミスがあります。
PCの画面とスマホの画面は形がまったく違います。
この違いを理解せずに作ると悲劇が起きます。
せっかく作ったのにショート動画として認識されないこともあります。
字幕が切れていて読めないという事態も起こり得ます。
PC作成で失敗しないための3つの絶対ルールを解説します。
絶対厳守のアスペクト比は9対16
ショート動画はスマホで見るための動画です。
スマホは縦長です。
だから動画も縦長でなければなりません。
具体的な解像度で言うと1080pxかける1920pxです。
比率で言うと9対16になります。
ここが最初の落とし穴です。
PCの動画編集ソフトは初期設定が16対9の横長であることが多いです。
テレビやYouTubeの通常動画と同じサイズだからです。
何も考えずにソフトを立ち上げ、そのまま編集を始めるとどうなるか。
横長のキャンバスに映像を作ってしまうことになります。
これをスマホで見ると画面の中央に小さく映像が表示されます。
そして上下に巨大な黒帯が出ます。
これでは誰も見てくれませんし、一瞬でスワイプされます。
プロジェクトを新規作成する際は必ず最初に設定を確認してください。
縦型動画やTikTok用、スマホ用というプリセットを選びましょう。
もしプリセットがない場合は手動で設定します。
幅を1080、高さを1920と入力します。
この数字を暗記しておいてください。
これだけでショート動画として正しく表示されるようになります。
AIツールを使う場合は最初にPortraitや9対16を選ぶだけでOKです。
ツール側が自動的に最適なサイズにしてくれます。
尺は3分に延長されたが推奨は60秒以内
YouTubeショートのルールについて重要なアップデートがありました。
これまで60秒以内という厳しい制限がありました。
しかし2024年10月15日より最大3分まで投稿可能になりました。
じゃあ長い動画を作ったほうがいいのかと思うかもしれません。
3分も喋れるならもっと詳しく解説できると考えるでしょう。
しかし初心者のうちは60秒以内を目指すことを強くおすすめします。
もっと言えば59秒で止めるのがベストです。
理由は大きく分けて2つあります。
一つ目は最後まで見てもらうのが難しいからです。
ショート動画の世界は残酷です。
視聴者は面白くないと判断したら0.5秒で次の動画に行きます。
3分間の動画を飽きさせずに見せるには極めて高い構成力が必要です。
プロの芸人や編集の達人なら可能かもしれません。
しかし初心者がいきなり3分の動画を作るとどうなるか。
途中でダレて視聴維持率が下がり、つまらない動画と判断されます。
結果、アルゴリズムによって誰にもおすすめされなくなります。
まずは60秒という短い時間で密度濃く情報を伝える練習をしましょう。
二つ目は他プラットフォームとの使い回しの問題です。
ショート動画の賢い稼ぎ方は一つの動画をあちこちに投稿することです。
YouTube、TikTok、Instagramリールなどです。
ここで問題になるのがInstagramリールです。
リールの最大尺は現時点では90秒です。
YouTubeに合わせて3分の動画を作ってしまうとインスタに投稿できません。
わざわざカット編集をして短縮版を作る手間が発生します。
最初から60秒以内で作っておけばすべてそのまま投稿できます。
TikTokもインスタもYouTubeもカバーできるのです。
これが量産と効率化の鉄則です。
仕様上は3分までOKになりましたが注意が必要です。
バズりやすさと運用のしやすさを考えるとまずは15秒から59秒です。
編集ソフト上では余裕を持って58秒で終わらせるのがプロのコツです。
PC画面とスマホ画面の見え方の違いを理解する
PCの大画面で編集しているともう一つ陥りやすい罠があります。
それは字幕が見切れてしまう問題です。
YouTubeショートのスマホ画面を思い出してください。
画面の右側にはいいねやコメントなどのアイコンが縦に並んでいます。
画面の下側にはチャンネル名や動画タイトルが表示されています。
PCの編集ソフトのプレビュー画面ではこれらのアイコンは表示されません。
きれいな長方形の映像だけが見えています。
そのためつい画面の右端や下端まで字幕を入れてしまいがちです。
画面を広く使おうという意識が働くからです。
しかしいざスマホで再生すると問題が起きます。
一番大事なオチの字幕がいいねボタンと被って読めないのです。
チャンネル名の下にテロップが隠れてしまうこともあります。
これは視聴者にとって強烈なストレスです。
読みにくいと思われた瞬間に離脱されます。
これを防ぐにはセーフゾーンを常に意識しましょう。
画面の上下左右、特に右側と下側には余白を持たせるのです。
PCソフトによってはセーフマージンやガイドラインを表示できます。
これをONにして枠の外には文字を置かないようにします。
AIツールの中には自動的にアイコンの位置を避けるものもあります。
Klapやsubmagicなどがそうです。
PCで作るからこそ、常にスマホで見ている視聴者の視点を忘れないこと。
これが再生数を伸ばすための第一歩です。
最適な作り方はどのパターンか知る
PCでショート動画を作ると言ってもアプローチは一つではありません。
あなたの目的、持っている素材、編集スキルによって最適解は異なります。
ここでは大きく分けて3つのパターンを紹介します。
自分に合った勝ちパターンを見つけてください。
既存動画を再利用する切り抜きAI型
この方法はすでにYouTubeチャンネルを持っている人におすすめです。
また企業のウェビナー動画やアーカイブ資産がある人にも向いています。
切り抜きチャンネルを運営して収益化したい人にも最適です。
特徴は今ある資産である長尺動画をAIの力で再利用することです。
最も手間がかからず、即効性があります。
横長の動画をAIが自動で縦長にトリミングし、見どころを抽出します。
最大のメリットは撮影の手間がゼロであることです。
すでに素材はあるのであとは加工するだけです。
しかもAIがどこを使えばバズるかを判断してくれます。
字幕も自動で入るので編集時間は1本あたり数分。
資産の有効活用という点で最も賢いビジネスモデルです。
推奨ツールとしてはKlapやOpusClipが挙げられます。
ゼロから生み出す生成AI型
この方法は顔出しや声出しをしたくない人におすすめです。
ブログ記事を動画化してYouTubeからの流入を増やしたい人にも良いでしょう。
撮影機材を持っていない人や撮影場所がない人にも向いています。
台本を書くのが苦手な人にも最適です。
特徴はカメラもマイクも不要であることです。
必要なのはテキストやアイデアだけです。
AIにテーマを入力するだけで動画ができます。
例えば睡眠の質を上げる方法5選と入力するだけです。
メリットは完全に無から動画を生み出せる点です。
映像素材はAIが数百万点のストック素材から自動で選んでくれます。
ナレーションも人間そっくりのAI音声が読み上げてくれます。
台本すらAIが書いてくれます。
自宅にいながら誰にも会わずに動画を量産できるのです。
副業でこっそり始めたい人に最適です。
推奨ツールはinvideo、PictoryAI、Vrewなどです。
細部までこだわるテンプレート編集型
この方法はVlogや美容系など映像の美しさを伝えたい人におすすめです。
オリジナリティのある世界観を作りたい人にも向いています。
デザインにこだわりたい人やAI特有の機械っぽさを避けたい人に最適です。
特徴はPCの大画面を活かし、細部まで作り込むスタイル。
ただしゼロからデザインするのは大変なのでテンプレートを活用します。
プロが作ったおしゃれなデザインの型に自分の動画をはめ込みます。
メリットはプロ並みのクオリティを手軽に実現できることです。
テンプレートを使えばデザインセンスに自信がなくても大丈夫です。
PCなら素材の入れ替えもドラッグ＆ドロップで簡単です。
AI任せだと個性が死ぬと心配な方はこの方法が最適です。
推奨ツールはPC版のCanvaやCapCutです。
PCで使えるショート動画作成おすすめソフトとツール7選
ここからはPCでショート動画を作るのに最適なツールを紹介します。
無料で使えるものからプロ御用達のAIツールまで厳選しました。
それぞれの強みが違うので自分の目的に合ったものを選んでください。
Klap
長尺動画を持っているならこれ一択と言っても過言ではありません。
YouTubeのURLをコピペするだけでAIがショート動画を作ります。
Klapのすごいところは顔認識機能です。
横長の動画から話している人物を自動で認識し、中心に来るようにします。
対談動画などで話者が切り替わっても自動で追従します。
これを手動でやろうとするとキーフレームを打つ必要があり大変です。
さらにAIが動画の内容を分析し、バズり度を判定します。
この部分を切り抜けば伸びると教えてくれるのです。
おすすめポイントはURLを入れるだけの全自動作成であることです。
顔認識によるオートフレーム機能が優秀です。
自動字幕の精度も高くカラフルなデザインが選べます。
Klapの詳しい使い方や料金については以下の記事で解説しています。
invideo
動画素材がないという悩みを解決する魔法のようなツールです。
テキストを入力するだけで脚本、映像、音声、字幕を全自動生成します。
海外製のツールですがクオリティは圧倒的です。
有料素材サイトと連携しており、数百万点以上の素材が使えます。
文脈に合った映像をAIが選び、映画のような動画が一瞬で完成します。
さらに簡単なテキスト指示で編集が可能です。
もっと面白い口調にしてとか、BGMを悲しい感じにしてと指示できます。
チャットで指示するだけでAIが修正してくれます。
おすすめポイントはプロンプトだけで動画が完成することです。
高品質なストック素材が使い放題です。
ブラウザ上で完結するので低スペックPCでも軽く動きます。
invideoで動画を生成する手順はこちらで詳しく紹介しています。
PictoryAI
ブログ記事やニュース記事を持っている人におすすめのツールです。
記事のURLを入力するとAIが内容を要約して動画にしてくれます。
重要な部分をピックアップしてくれるので便利です。
Bロールの選択センスが良くビジネス系や解説系の動画に向いています。
もちろんテキストから動画を作ることも可能です。
PCの大画面なら生成された動画の微調整もスムーズに行えます。
字幕の強調などが自動で行われるので情報の伝達力が高い動画になります。
おすすめポイントはURLから動画を生成する機能が優秀な点です。
長い文章を短く要約するAI機能もあります。
直感的な操作画面で英語が苦手でも使いやすいです。
PictoryAIの機能や評判については以下の記事をご覧ください。
Vrew
テロップ入れが面倒という人に救世主となるソフトです。
動画の音声をAIが認識し、自動で字幕をつけてくれます。
その認識精度の高さは業界トップクラスです。
最大の特徴はAI音声が使えることだけではありません。
「無音区間」の自動カット機能が非常に優秀です。
動画内の「えー」「あー」や無言の部分をワンクリックで削除できます。
ジェットカット編集が一瞬で終わるのでトーク系動画には必須です。
インストール型ソフトなのでPCのパワーを活かしてサクサク動きます。
おすすめポイントは日本語の音声認識精度が非常に高いことです。
無音カット機能で編集時間を大幅に短縮できます。
人気のAIキャラクター音声も使えるので顔出しなし動画にも最適です。
CapCut
スマホアプリで有名なCapCutのPC版です。
スマホ版で慣れているからPCでも同じ感覚で使いたい人に最適です。
PC版ならではの機能としてキーフレームを使ったアニメーションがあります。
高度な色調整も可能です。
エフェクトやステッカーも豊富で流行りの動画がすぐに作れます。
AI自動生成ではありませんが編集ソフトとしての完成度は高いです。
おすすめポイントは無料でほとんどの機能が使えることです。
スマホ版とクラウドでプロジェクトを同期できるのも便利です。
エフェクトやBGMのトレンドを押さえています。
Canva
デザインツールのCanvaはショート動画作成にも強力です。
何と言ってもテンプレートの質と量が圧倒的です。
おしゃれなVlog、告知動画、ランキング動画などがあります。
あらゆるジャンルのテンプレートが揃っています。
PCブラウザで動くのでソフトのインストールも不要です。
プレゼン資料を作るような感覚で直感的に動画を作れます。
Instagramのリール動画を作るならCanvaが最もおしゃれです。
おすすめポイントはデザイン性の高いテンプレートが豊富なことです。
画像編集と同じ感覚で作れるのも魅力です。
チームでの共同編集もしやすいです。
submagic
PCでショート動画を作るならsubmagicも見逃せません。
Vrewと同じく字幕生成やBロール挿入を自動化できるAIツールです。
最大の違いはWebブラウザ上で完結することです。
ソフトをインストールする必要がなくどのPCからでもアクセスできます。
海外製のツールですが日本語字幕のデザインがおしゃれです。
カラフルな絵文字や動きのあるアニメーションを自動でつけてくれます。
AIが動画の内容に合ったフリー画像を自動挿入する機能も強力です。
「Vrewのデザインでは物足りない」「もっと派手にしたい」という人におすすめ。
おすすめポイントはトレンド感のある字幕デザインが豊富なことです。
インストール不要でどこでも編集作業ができます。
Bロールや効果音の自動挿入機能が優秀です。
Klapを使って10分で作る方法
では実際にPCとAIツールを使って動画を作ってみましょう。
ここでは最も効率的で収益化に近いKlapを使った手順を紹介します。
この方法なら編集スキルは一切不要です。
マウスで数回クリックするだけで動画が完成します。
素材動画のURLをコピー
まず元となる長尺動画を用意します。
自分のYouTubeチャンネルの動画などを用意してください。
許可を得て切り抜く動画のURLでも構いません。
PCならブラウザのアドレスバーをクリックしCtrlとCを押すだけです。
一瞬でコピー完了です。
スマホアプリのように共有ボタンを探す手間はありません。
AIに解析
Klapのサイトにアクセスし、ログインします。
中央にある入力欄に先ほどコピーしたURLを貼り付けます。
「Generate TikToks」をクリックします。
動画の長さを設定します。
「30秒」または「1分」を選択します。
「Generate Shorts」をクリックします。
この解析には動画の長さにもよりますが数分かかります。
この間、あなたは何もする必要はありません。
PCの前で待っている必要すらありません。
別のタブでYouTubeを見たり、他の作業をしたりできます。
これがPC作業の強みです。
字幕とレイアウトの微調整
解析が終わると1本の長尺動画から複数のショート動画が生成されます。
それぞれにバズり期待度がついています。
スコアが高く面白そうなタイトルがついているものを選びます。
編集画面が開くので字幕の位置やフォントを修正します。
PCの大画面ならプレビューを見ながら修正できます。
改行位置がおかしい場所や文字色を目立つ色にするなどです。
マウス操作ならこれらの修正も直感的に行えます。
顔の位置がずれていないかも確認しましょう。
とはいえオートフレーム機能は優秀なのでほとんど修正は不要です。
字幕のデザインプリセットを選んで雰囲気に合わせるだけでOKです。
書き出しとアップロード
内容に納得がいったら右上のExportをクリックして書き出します。
数秒から数分でレンダリングが終わります。
PCのダウンロードフォルダに保存されます。
そのままブラウザでYouTubeを開いてアップロードしましょう。
スマホに転送する手間はありません。
このシームレスな流れこそがPCで完結させる最大のメリットです。
invideoでゼロから作る方法
次は動画素材が何もない状態から作る方法です。
生成AIツールであるinvideoを使います。
あなたの頭の中にあるアイデアを形にする手順です。
テーマとプロンプトを入力
invideoにログインし、Create AI Videoを選びます。
作りたい動画のテーマを入力する欄があります。
ここに動画の指示であるプロンプトを入力します。
例えば初心者でもできる自宅筋トレメニュー5選などです。
ターゲット層やプラットフォームも指定できます。
キーボード入力なので長文のプロンプトも苦になりません。
具体的であればあるほどAIは正確な動画を作ってくれます。
AIが構成案を作成するのを確認
入力に基づいてAIが台本の構成案を提示してくれます。
この内容でいいですかと聞かれるので確認します。
修正したい場合はチャット形式で指示を出せばOKです。
もっとテンション高めにしてとか、3選にしてとか指示できます。
映像と音声の生成
Generateボタンを押すとAIによる錬金術が始まります。
AIが台本に合わせて数百万のストック素材から最適な映像を選びます。
そしてそれらをつなぎ合わせます。
同時に人間のような自然なナレーション音声と字幕も生成されます。
数分待つだけで一本の動画が出来上がります。
ゼロから撮影していたら数時間かかる作業が数分です。
PCで仕上げ編集
生成された動画を確認します。
もし気に入らない映像があればクリックして別の素材に差し替えます。
もっと筋肉質な人の映像にしてと検索すればすぐに候補が出てきます。
BGMの変更も簡単です。
PCのマウス操作なら細かいタイミング調整も簡単です。
完成したらダウンロードして終了です。
従来のソフトであるAviUtlやPremiere Proはどうなのか
PCで動画編集というと古くからあるソフトを思い浮かべる人も多いでしょう。
AviUtlやAdobe Premiere Proなどです。
検索でもよく出てくるこれらのソフト。
2025年の今、ショート動画を作るためにこれらを使うべきなのでしょうか。
結論から言うと目的によります。
しかし多くの人にとってはオーバースペックあるいは非効率です。
AviUtlをおすすめしない理由
AviUtlは日本の有志が開発した無料で使える伝説的なソフトです。
非常に高機能でできないことはないと言われるほどです。
しかしショート動画作成にはおすすめしません。
理由は準備が大変すぎるからです。
本体をダウンロードし、プラグインを入れ、設定を行いと手間がかかります。
初期設定だけで数時間かかり、そこで挫折する人が後を絶ちません。
また古いソフトなので最新のPC環境では動作が不安定になることもあります。
そして何よりAI機能がありません。
字幕もカットもすべて手動です。
動画編集の仕組みを基礎から勉強したいという目的なら良いでしょう。
しかし効率よく動画を作って稼ぎたいなら避けるべきです。
時間は有限です。
Premiere Proが必要な人と不要な人
Adobe Premiere Proはプロの現場で使われる世界標準のソフトです。
機能の豊富さ、安定性、連携機能、どれをとっても最強です。
しかしすべてのショート動画クリエイターに必要かというと違います。
必要な人はテレビ番組のような高度で複雑な編集をしたい人です。
将来、動画編集者として案件を獲得したい人にも必要です。
After Effectsと連携してリッチなアニメーションを作りたい人にもです。
不要な人は自分のチャンネルを伸ばしたい人です。
アフィリエイトや広告収入で稼ぎたい人にも不要です。
できるだけ時間をかけずにそこそこの動画を作りたい人にも不要です。
Premiere Proは月額料金もかかりますし、操作を覚えるのも大変。
今のAIツールはPremiere Proの機能の8割をカバーしています。
しかも作業時間は10分の1です。
手段にこだわらず成果を求めるならAIツールの方が賢い選択です。
PCで作ったショート動画をスマホに送る必要はない
PCで作った動画を投稿する時、一番面倒なのがスマホへの転送です。
AirDropで送るのか、Googleドライブ経由なのかと悩みます。
画質落ちないかなと心配にもなります。
安心してください。
送る必要はありません。
PCから直接、YouTubeやTikTokに投稿できます。
各プラットフォームはPCブラウザからの投稿に完全対応しています。
PCから直接アップロードする方法
YouTubeの場合、PCブラウザでYouTube Studioを開きます。
右上の作成ボタンから動画をアップロードを選びます。
作成した縦長動画を画面にドラッグ＆ドロップするだけです。
YouTube側が自動的にショート動画として認識してくれます。
リンクのURLにshortsが含まれていれば成功です。
念のためタイトルか説明欄に#Shortsというタグを入れておきましょう。
これで確実にショートフィードに載ります。
TikTokやInstagramも同様です。
ブラウザ版にログインすればそこから投稿できます。
わざわざスマホに画質を劣化させながら転送する手間は過去のものです。
PC投稿のメリットには予約投稿と分析
PCから投稿するメリットは手軽さだけではありません。
分析と戦略において圧倒的に有利です。
PCならTubeBuddyなどの分析ツールを使えます。
動画をアップロードする設定画面で情報を教えてくれます。
このキーワードは競合が多いかなどをリアルタイムで知れます。
これはスマホアプリからの投稿ではできません。
また予約投稿の設定もPCの方がスムーズです。
カレンダーを見ながら視聴者が最もアクティブな時間を狙えます。
1週間分の動画をまとめて予約設定する。
これができるのがPC投稿の強みです。
ショート動画の詳しい投稿方法やPC投稿の手順はこちら。
【完全版】ショート動画の投稿方法を全端末で図解!PC・スマホ・iPadで失敗しない手順と再生数を伸ばす設定
クオリティを劇的に上げるPCならではの素材活用術
PCを使うメリットの一つに高品質な素材サイトを使いやすい点があります。
スマホアプリ内蔵のBGMやステッカーだけではどうしても人と被ります。
オリジナリティを出すには外部サイトの活用が不可欠です。
著作権フリーBGMサイトの活用
スマホアプリに入っている曲を使ったら著作権侵害の通知が来た。
これはよくあるトラブルです。
編集アプリ内の音楽はそのアプリ内で楽しむ分にはOKでもです。
YouTubeなどで商用利用するのはNGというケースが多いのです。
PCならArtlistやSoundrawといったプロ向けサイトが快適に使えます。
これらのサイトは商用利用が明確に許可されています。
ブラウザで試聴し、気に入った曲をダウンロードして編集ソフトに取り込む。
この一連の流れがPCなら非常にスムーズです。
特にAIが作曲してくれるSoundrawなら誰とも被らないBGMが手に入ります。
ビジネスで安心して使えるBGMサイトの選び方はこちら。
ビジネス系動画BGMおすすめ13選｜AIなら探す時間ゼロで無限生成
高画質フリー動画素材サイト
PexelsやPixabayといったフリー素材サイトもPCなら活用しやすいです。
複数のタブを開いてキーワード検索し、高画質な素材をダウンロードする。
これをスマホでやると画面の切り替えが面倒です。
通信量的にも負担がかかります。
プロっぽい映像を入れたいならPCでの素材探しが基本です。
良い素材が見つかれば動画のクオリティは一気に上がります。
よくあるトラブルと解決策
最後にPCでショート動画を作る際によくあるトラブルをまとめました。
その解決策も提示します。
アップロードしたら画質が落ちる
ビットレート設定を見直しましょう。
PCソフトで書き出す際、ビットレートが低すぎると画質が落ちます。
逆に高すぎてもYouTube側で圧縮処理がかかり劣化することがあります。
ショート動画の場合、フルHDなら10Mbpsから15Mbpsあたりが推奨です。
ソフトの書き出し設定で確認してみてください。
ショート動画として認識されない
尺が60秒を超えていませんか。
前述の通り、1秒でも超えると通常動画になります。
編集ソフトのタイムライン上では59秒に見えてもです。
書き出し時に繰り上がって60秒を超えることがあります。
余裕を持って58秒で終わらせるのが確実です。
またアスペクト比が正しく9対16になっているかも再確認してください。
PCスペックが低くて重い
クラウド型AIツールを使いましょう。
Premiere Proなどのインストール型ソフトは高いPCスペックを要求します。
動作がカクついたり、書き出しに時間がかかるなら切り替えましょう。
invideoやKlapなどのブラウザ型ツールがおすすめです。
処理はネットの向こう側の高性能サーバーが行います。
あなたのPCが古くてもネット回線さえあればサクサク動きます。
PCとAIで動画工場を作ろう
スマホでの動画編集はあくまで手作業です。
職人のように一つ一つ手作りするのは素晴らしいことです。
しかし収益化を目指すビジネスとして考えると限界があります。
PCでの動画編集は工場経営です。
ショートカットキーで作業を高速化します。
AIツールという優秀な従業員に単純作業を任せます。
素材管理という倉庫を整理整頓します。
そしてあなたはディレクターとして企画や分析、戦略に集中するのです。
この体制が作れれば動画の量産は苦ではなくなります。
1日1本どころか、週末にまとめて10本作ることも可能です。
予約投稿することもできます。
まずは今日紹介したツールの中から気になったものを一つ試してください。
Klapやinvideoには無料のお試しプランがあります。
PCの大画面とAIのスピード。
この組み合わせがもたらす爆速体験。
一度味わえばもう小さな画面での編集には戻れないはずです。
さあ、あなたのデスクを最高の動画生産工場に変えましょう。
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