【2025年最新】AI議事録・文字起こしツールおすすめ10選|会議を自動で要約
- 2024.12.04
- AI文字起こし
「週に何時間、議事録作成に費やしていますか?」
会議が終わった後、ICレコーダーの録音データを再生し、一時停止を繰り返しながら延々とキーボードを打ち続ける…。
あの退屈で創造性のない作業に私たちはこれまで一体どれだけの時間を奪われてきたのでしょうか。
「あの時間さえなければもっと重要な企画書が作れたのに…」
「インタビューの文字起こしさえなければすぐに次の取材に取り掛かれたのに…」
もしあなたが今、少しでもこう感じているならこの記事はあなたのためのものです。
議事録作成や文字起こしはもはや人間がやるべき仕事ではありません。
この記事ではあなたのその苦痛な時間をAIで完全にゼロにし、生産性を飛躍的に向上させる最新のAI議事録・文字起こしツールをプロの視点から厳選して紹介します。
読み終える頃にはあなたは退屈な作業から解放されるでしょう。
そして本来やるべき「考える」「決断する」といった人間にしかできない創造的な仕事に集中するための最高のパートナーを見つけているはずです。
今回の内容は動画でも解説しています。 他の内容について動画を配信しているのでぜひチャンネル登録して他の動画もご覧ください。
北岡ひろき(@kitaokahiro)
タップできるもくじ
AI議事録・文字起こしツール おすすめ早見表
忙しいあなたのためにまずは結論からお伝えします。
世の中には数多くのAI議事録・文字起こしツールがありますがほとんどのビジネスシーンは以下の4つのツールでカバーできます。
あなたの目的に最も近いツールがどれかこの表で確認してみてください。
| ツール名 | こんな人におすすめ | 価格帯 | 最大の特徴 |
| Fireflies.ai | Web会議(Zoom, Teams)を自動化したい人 | 無料〜 | AIアシスタントが会議に自動で参加し、議事録・要約・タスク抽出まで全自動で完了させる |
| notta | 対面インタビューや録音データを高精度で文字起こししたい人 | 無料〜 | 専門用語にも強い98%超えの日本語認識精度と、直感的に使える編集機能 |
| tl;dv | 会議の重要な瞬間だけをチームに共有したい人 | 無料〜 | 会議のハイライトをタイムスタンプ付きの動画クリップとしてSlack等に簡単に共有できる |
| Rimo Voice | セキュリティと日本語精度を最優先する法人 | 有料 | 政府機関や大企業も採用する、純日本製の強固なセキュリティとサポート体制 |
「Web会議が多いならFireflies.ai、録音データの文字起こしならnotta」
まずはこの2つを軸に考えれば大きく間違うことはありません。
より詳しい機能やその他のツールとの比較についてはこの先でじっくりと解説していきます。
まずは失敗しないための選び方の基本から見ていきましょう。
失敗しないAI議事録ツールの選び方
AI議事録ツールはどれも同じように見えるかもしれませんが実はそれぞれに得意・不得意があります。
高機能なツールを導入したのに「自分の使い方には合わなかった…」と後悔しないために契約前に必ず確認すべき4つの重要なポイントを解説します。
利用シーンで選ぶ:リアルタイム会議か録音データか
まず最初に決めるべきはあなたが自動化したいのはこれからの会議なのか。
それともすでに録音済みのデータなのかという点です。
もしWeb会議(Zoom, Teamsなど)が中心なら、、、
会議にAIアシスタントを参加させてリアルタイムで議事録を作成するFireflies.aiやtl;dvのようなツールが最適です。
一方、対面でのインタビューやセミナーの録音データを後から文字起こしするのが目的なら
ファイルのアップロードに対応し、より高い文字起こし精度を持つnottaやRimo Voiceが向いています。
日本語の精度で選ぶ:専門用語に対応できるか
AIの進化は目覚ましいですが日本語の文字起こし精度はツールによってまだ差があります。
特に医療やIT、金融といった専門用語や業界独自の略語が飛び交う会議ではその差が顕著に現れます。
一般的な会話であれば海外製のツールでも十分な精度を発揮します。
専門性の高い内容を扱う場合は日本のビジネス環境に合わせて開発されたnottaやRimo Voiceのようなツールの方が修正の手間が少なく済む傾向にあります。
多くのツールには無料トライアルがあるので実際に自分の業界の音声データで精度を試してみるのが最も確実です।
要約機能で選ぶ:ただの文字起こしで満足?
ただ会議の内容を全て文字にするだけでは結局長大なテキストを読み返して「結論は何か?」を探す手間が発生します。
本当に生産性を高めたいならAIによる要約機能は必須です。
優れたツールは単に文字起こしをするだけでなく、会議全体の要約、決定事項、ネクストアクション(ToDoリスト)までを自動で抽出してくれます。
Fireflies.aiのように話された内容からタスクを自動で生成し、担当者に割り振るところまでできるツールも登場しています。
セキュリティで選ぶ:機密情報を扱っても安全か
議事録には社外秘の情報やクライアントの個人情報など機密性の高い内容が含まれることが少なくありません。
ツールの利便性だけでなく、そのセキュリティ対策が万全であるかは法人利用において最も重要なチェックポイントです。
公式サイトでプライバシーポリシーやデータ管理体制を確認するのはもちろんのこと。
Rimo Voiceのように第三者機関によるセキュリティ認証(ISMS認証など)を取得しているツールを選ぶとより安心して利用できます。
チームで導入する際は必ず情報システム部門に確認を取りましょう。
【Web会議の自動化に特化】リアルタイム議事録AIツール5選
ここではZoomやMicrosoft Teams、Google MeetといったWeb会議にAIアシスタントを参加させます
そして議事録作成から要約、タスク管理までをリアルタイムに全自動化するツールを厳選して紹介します。
会議が終わった瞬間、議事録も完成しているという未来を体験してください。
Fireflies.ai
| 月額 | $18 |
| 無料体験 | 〇 |
| 日本語対応 | 〇 |
Fireflies.aiは単なる議事録ツールではありません。
あなたの代わりに会議に参加し、書記、分析、タスク管理までをこなす「AIアシスタント」です。
カレンダーと連携させておけば予定されたWeb会議に「Fred」というAIボットが自動で参加。
会議終了後、わずか数分で高精度な文字起こしデータと共にAIが生成した会議の要約、決定事項、アクションアイテム(ToDo)が記載されたメールが届きます。
「誰がいつまでに何をするのか」が明確になるため会議後のタスク漏れを防げるのが最大の強み。
Web会議中心のチームであれば導入効果が最も大きいツールと言えるでしょう。
価格は月額$18のProプランから。

各プラン毎の価格と機能をまとめると次の通り
| Free | Pro | Business | |
| 月額 | 無料 | $18 | $29 |
| 年額 | 無料 | $120 | $228 |
| ストレージ | 800分 | 8000分 | 無制限 |
| 文字起こし | 〇 | 〇 | 〇 |
| 検索 | 〇 | 〇 | 〇 |
| 一括削除 | × | 〇 | 〇 |
| AIサマリー | × | 〇 | 〇 |
| 画面キャプチャ― | × | × | 〇 |
| 感情分析 | × | 〇 | 〇 |
Fireflies.aiは7日間の無料体験ができます。
tl;dv
tl;dvは会議の重要な瞬間を切り取ってチームに共有することに特化したツールです。
会議中に「これは重要だ」と感じた瞬間にボタンを押すとその部分にタイムスタンプが記録されます。
会議後、そのタイムスタンプ部分だけを短い動画クリップとして簡単に切り出し、SlackやNotionに直接共有できます。
1時間の会議録画を全て見返す必要はなく、結論部分だけを関係者に共有したい場合に絶大な効果を発揮します。
議事録というよりは会議の切り抜き共有ツールとして非常に優秀です。
Otter.ai
| 月額 | $16.99 |
| 無料体験 | 〇 |
| 日本語対応 | 〇 |
Otter.aiは特に英語の文字起こし精度において世界最高レベルと評価されているツールです。
リアルタイムでの文字起こしはもちろん、話している人の声を分離して「誰が何を話したか」を正確に記録します。
外資系企業や海外チームとの英語での会議が多い環境であれば真っ先に検討すべき選択肢です。
日本語の精度も向上していますが現時点では英語での利用がメインのユーザーに最もおすすめです。
価格は月額$16.99のProプランから。

各プラン毎の価格と機能をまとめると次の通り
| Basic | Pro | Business | |
| 月額 | 無料 | $16.99 | $35 |
| 年額 | 無料 | $120 | $240 |
| テキスト変換 | 〇 | 〇 | 〇 |
| 自動要約 | 〇 | 〇 | 〇 |
| ライブ文字起こし | 〇 | 〇 | 〇 |
| 同時会議数 | 1 | 2 | 3 |
| 文字起こし | 300分 | 1200分 | 6000分 |
| 会話ごとの最大文字起こし | 30分 | 90分 | 4時間 |
| 会話履歴 | 25件 | 無制限 | 無制限 |
Otter.aiは無料で利用できます。
Microsoft Teams Premium
普段から業務でMicrosoft Teamsをメインで利用しているなら有料プランである「Teams Premium」も有力な選択肢です。
サードパーティのツールを導入する手間なく、Teamsの標準機能としてAIによる議事録作成や要約、タスクの自動生成機能が利用できます。
「インテリジェント・リキャップ」と呼ばれるこの機能はGPT-3.5をベースにしており、会議で話し合われた内容をAIが自動で整理してくれます。
セキュリティ面でも安心して使えるのが純正ならではのメリットです。
Google Meet
Google Meetにも一部の有料プラン(Google Workspace)で会議の文字起こし機能が標準搭載されています。
会議の会話がGoogleドキュメントに自動で保存されるため追加のツールなしで手軽に利用できるのが魅力です。
ただし、現時点では話者分離やAIによる要約機能は限定的です。
まずはこの標準機能を使ってみて物足りなさを感じたらFireflies.aiやnottaといった専門ツールを検討するというステップが良いでしょう。
【録音データの高精度文字起こしに特化】AIツール5選
ここではICレコーダーで録音したインタビュー音声やダウンロードした動画ファイルなど既存のメディアファイルをアップロードして文字起こしする用途に特化したツールを紹介します。
Web会議ツールよりも日本語の認識精度に優れたものが多く、「正確さ」を最優先するならこちらのカテゴリから選ぶのが正解です。
notta
| 月額 | 2,200円 |
| 無料体験 | 〇 |
| 日本語対応 | 〇 |
nottaは日本語の文字起こしにおいて98%以上という驚異的な認識精度を誇る、この分野の最有力候補です。
対面インタビューや電話取材の録音データをアップロードするだけで専門用語や固有名詞も驚くほど正確にテキスト化してくれます。
話者分離機能はもちろん、AIによる要約機能も優秀で「要約」「チャプター」「アクションアイテム」を自動で生成。
文字起こし後の編集画面も非常に直感的で再生箇所とテキストがハイライトで連動するため修正作業が圧倒的に楽に行えます。
日本語の音声データを扱うあらゆるシーンでまず最初に試すべきツールと言えるでしょう。
価格は月額2,200円のプレミアムプランから。

各プラン毎の価格と機能をまとめると次の通り
| フリー | プレミアム | ビジネス | |
| 月額 | 無料 | 2,200円 | 4,180円 |
| 年額 | 無料 | 15,800円 | 30,096円 |
| 時間 | 120分 | 1800分 | 無制限 |
| 録音時間 | 3分 | 1.5時間 | 5時間 |
| リアルタイム文字起こし | × | ○ | ○ |
nottaは無料で体験することができます。
Rimo Voice
Rimo Voiceはパナソニックの技術をベースに開発された純日本製のAI文字起こしツールです。
最大の強みは日本語に最適化された自然な文章生成能力と政府機関や大企業も採用する強固なセキュリティです。
文字起こし結果をただ書き出すだけでなく、AIが文脈を判断して句読点を自動で挿入し、フィラー(「えーと」「あのー」といった不要な言葉)を自動で削除してくれるため手直しなしでそのまま使えるレベルの議事録が完成します。
サポート体制も日本語で手厚いため法人で安心して導入したい場合に最適な選択肢です。
LINE WORKS Ai Note
LINE WORKS Ai Noteはかつて高い評価を得ていたCLOVA Noteがビジネス向けにさらに進化した後継サービスです。
LINEが開発したAI音声認識技術を継承しており、無料プランでも利用できる日本語の認識精度は依然としてトップクラスです。
最大の特徴はビジネスチャットツールLINE WORKSとのシームレスな連携です。
LINE WORKS上で録音した音声ファイルを直接文字起こししたり、要約結果をチームのノートに共有したりできます。
LINE WORKSを導入している企業にとっては最も導入しやすいツールと言えるでしょう。
AmiVoice
AmiVoiceは25年以上にわたり音声認識技術を開発してきたアドバンスト・メディア社が提供する法人向けのソリューションです。
最大の特徴は医療、金融、法曹、建設など業界ごとに特化した専門用語辞書を搭載している点です。
これにより一般的なツールでは文字化けしてしまうような難解な専門用語も驚くほど正確に認識します。
特定の業界で高い精度が求められる議事録を作成する必要がある場合に圧倒的な力を発揮します。
Googleドキュメント
意外な選択肢かもしれませんがGoogleドキュメントに標準搭載されている音声入力機能も簡易的な文字起こしツールとして非常に優秀です。
マイクに向かって話した内容をリアルタイムでテキスト化するだけでなく、PCから再生した音声データをマイクで拾わせることで録音データの文字起こしも可能です。
もちろん話者分離や要約機能はありませんが特別なツールをインストールすることなく誰でも今すぐ無料で試せるのが最大のメリットです。
番外編:動画の字幕作成ならもっと専門的なツールがある
ここまで会議やインタビューの音声をテキスト化するツールを紹介してきましたがもしあなたの最終的な目的がYouTubeやSNSに投稿する動画コンテンツの字幕、いわゆるテロップを作成することである場合、少し視点を変える必要があります。
なぜなら議事録と字幕とでは求められる役割が根本的に異なるからです。
議事録の目的が一言一句正確に記録することであるのに対し、字幕の目的は視聴者の理解を助け、エンゲージメントを高めるための演出としての側面が強くなります。
字幕においては文字起こしの精度はもちろん重要です。
それ以上にフォントのデザイン性やキーワードの強調、表示タイミングの調整といった視覚的な魅力が視聴者の心を掴む上で不可欠となります。
そしてこの演出の部分に特化して驚くべき効率化を実現する専門的なAIツールが存在します。
例えばVrewというツールは文字起こしされたテキストを編集するだけで動画の不要な部分。
つまり無音区間や「えーと」といった言葉を自動でカットできます。
またsubmagicはSNSでの拡散に特化しています。
動く絵文字やキーワードの自動ハイライトといった視聴者の目を引くデザインの字幕をAIが全自動で生成します。
もしあなたが単なる文字起こしではなく、視聴者の記憶に残る魅せる字幕を効率的に作成したいのであればこれらの専門ツールを検討するのが賢明です。
面倒な作業はAIに任せあなたは考える仕事に集中しよう
この記事ではあなたのビジネスシーンに合わせて最適なAI議事録・文字起こしツールを選び抜くための具体的な方法とツールを紹介してきました。
結論として議事録作成や文字起こしはもはや人間が根性でやるべき仕事ではありません。
AI技術の進化によってこれらの退屈な作業は完全に自動化できる時代が到来したのです。
最後にあなたの目的をもう一度だけ確認しましょう。
もしあなたが日々のWeb会議(Zoom, Teamsなど)を完全に自動化したい。
会議が終わった瞬間に要約付きの議事録が手に入る未来を望むなら選ぶべきはFireflies.aiです。
もしあなたが対面でのインタビューやセミナーの録音データを最高レベルの日本語精度で文字起こしし、編集の手間を極限まで減らしたいと考えるならその答えはnottaにあります。
時間はすべての人に平等に与えられた最も貴重な資産です。
その貴重な時間をAIでもできる単調な作業に費やすのはもう終わりにしませんか。
面倒な作業は優秀なAIアシスタントに任せてあなた自身は未来を創造するための「考える」「決断する」といった人間にしかできない、本当に価値のある仕事に集中してください。
その第一歩を今日から踏み出しましょう。
AI文字起こしツールのよくある質問
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