eラーニングのやり方完全ガイド!教材を自作する全手順とおすすめ作成ツール

eラーニングのやり方完全ガイド!教材を自作する全手順とおすすめ作成ツール
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eラーニングのやり方について知りたいと考えている方は非常に多いはずです。

社員研修を効率化したい経営者の方もいるでしょう。

自分の知識を講座にして販売したい個人の方かもしれません。

 

しかしネット上の情報は受講者向けの操作説明ばかりです。

または大企業向けの数百万円もするシステムの話ばかりが出てきます。

これでは個人や中小企業がどう始めればいいのか分かりません。

もっと手軽に低コストで始める方法はないのかとお悩みでしょう。

 

実は最新のツールを使えば誰でも簡単にeラーニング環境は作れます。

プログラミングの知識も高額な専用サーバーも必要ありません。

AIを活用すれば教材となる動画コンテンツも驚くほど早く作れます。

この記事では提供者視点でのeラーニングのやり方を徹底解説します。

企画の立て方から教材の自作方法、システムの選び方まで網羅します。

これを読めば明日からあなただけのオンラインスクールが開校できます。

まずはeラーニングを始めるために必要な「2つの要素」から解説します。

この記事を書いた人

北岡ひろき(@kitaokahiro)

最新のAIツールの使い方を紹介する『ウェブのおと』とYouTubeチャンネルを運営。AI・マーケティングツールをわかりやすく紹介。これまで利用したAIツールは100種以上。SEOが大好きなマーケッター。元システムエンジニア。あなたにぴったりのAIツールを紹介します。

eラーニングのやり方とは?自作に必要な2つの要素

eラーニングを実施するためには大きく分けて2つの要素が必要です。

1つ目は学習者が学ぶための教材コンテンツです。

これは動画やテキスト、確認テストなどの素材そのものを指します。

2つ目はそれを配信・管理するためのシステムです。

教材をただの動画ファイルとして渡すだけでは管理ができません。

誰がどこまで見たのか、テストは何点だったのかを記録する必要があります。

この教材とシステムの両方が揃って初めて機能します。

 

多くの人はシステムを導入すれば全て解決すると勘違いしがちです。

しかしシステムだけ用意しても教材がなければ意味がありません。

逆に良い教材があっても配信する場所がなければ届きません。

自作する場合はこの両方を自分で準備する必要があります。

難しそうに聞こえるかもしれませんが現代のツールなら簡単です。

それぞれの役割と個人でも用意できる方法を詳しく見ていきましょう。

教材コンテンツ:AIを使えば誰でもプロ並みに作れる

教材コンテンツとは受講者が実際に視聴したり読んだりするものです。

一昔前まではプロの撮影クルーや編集マンが必要でした。

しかし現在はAIツールを使えば一人で高品質な教材が作れます。

たとえばChatGPTを使えばカリキュラムの構成案は数分で完成します。

パワーポイントで作ったスライド資料があればそれだけで十分です。

 

AI動画生成ツールを使えばスライドを読み上げる動画も自動で作れます。

顔出しをしたくない場合でもAIアバターが代わりに講義をしてくれます。

つまりあなたに必要なのは教える知識とスライドだけなのです。

特別な機材や撮影スタジオはもはや必須ではありません。

コンテンツの具体的な作り方は以下の記事で詳しく解説しています。

【個人で稼ぐ】デジタルコンテンツ販売の始め方 おすすめのプラットフォームから商品作成まで全手順を公開

システム:クラウド型なら月額数千円で導入可能

LMSとはLearning Management System(学習管理システム)の略です。

受講者の登録、教材の配信、進捗状況の管理などを一元管理します。

以前は自社サーバーにソフトをインストールする必要がありました。

初期費用で数百万、保守費用で毎月数十万かかるのが当たり前でした。

 

しかし現在はSaaS(クラウド)型のサービスが主流になっています。

インターネット経由で必要な機能だけを月額制で利用できる仕組みです。

これならサーバーのメンテナンスやセキュリティ対策も不要です。

teachableやThinkificといった海外製の優秀なツールも増えています。

これらは個人や小規模事業者向けに設計されており、使い勝手も抜群です。

月額数千円から利用でき、いつでも解約できるためリスクも低いです。

どのシステムを選べばいいか迷っている方は比較記事を参考にしてください。

コンテンツ販売プラットフォームおすすめ13選!手数料比較と利益を最大化する自動化の仕組み

【初心者OK】eラーニング教材を自作する5つの手順

ここからは実際にゼロからeラーニングを構築する手順を解説します。

何から手をつければいいか分からない人もこの順番通りに進めてください。

いきなりシステムを契約するのではなくまずは企画から始めます。

準備不足のまま見切り発車すると誰も受講しない教材になってしまいます。

失敗を防ぐための確実なロードマップをご紹介します。

企画とターゲティング(誰に何を教えるか)

最も重要なのはこのeラーニングの「目的」を明確にすることです。

「誰の」「どんな悩みを」「どうやって解決するのか」を言語化します。

社内研修なら新入社員にビジネスマナーを習得させることが目的でしょう。

講座販売なら初心者に動画編集のスキルを教えることが目的かもしれません。

ターゲットが明確でないと教材の内容がブレてしまいます。

 

またゴールとなる学習到達目標を設定することも重要です。

受講後に具体的に何ができるようになっているべきかを決めます。

この設計図さえしっかりしていればあとの作業はスムーズに進みます。

カリキュラムと原稿の作成(構成案)

次に目標を達成するためのカリキュラム(目次)を作ります。

いきなり動画を撮り始めるのではなく全体の構成を練ります。

章立てを行い各章で何を伝えるかを箇条書きにしていきます。

ここでもChatGPTなどのAIテキスト生成ツールが非常に役立ちます。

「動画編集講座のカリキュラム案を出して」と指示すれば提案してくれます。

 

構成が決まったらそれぞれの講義内容の原稿を書きます。

スライドに載せる文字だけでなく話す内容も文字に起こしておきましょう。

AI動画ツールを使う場合、この原稿を読み上げさせることになるからです。

人間が話す場合でも台本があった方が撮影時間を短縮できます。

スライド資料と動画コンテンツの作成

原稿ができたら視覚的な資料を作成します。

パワーポイントやGoogleスライド、Canvaなど使い慣れたもので構いません。

デザインに凝りすぎる必要はなく見やすさと分かりやすさを優先します。

 

スライドができたらいよいよ動画化の工程に入ります。

自分で話して録画する場合はZoomの録画機能を使うのが最も簡単です。

スライドを画面共有しながら話し、それを録画すれば教材になります。

顔出しなしや自分の声を使いたくない場合はAI動画ツールを使います。

VrewやHeyGenなどのツールにスライド画像と原稿を読み込ませます。

するとAI音声が自動で解説してくれる動画があっという間に完成します。

編集の手間もほとんどかからず、修正もテキストを直すだけなので簡単です。

配信システムへのアップロード

動画教材が完成したらそれを受講者に届ける準備をします。

選定したLMS(学習管理システム)にアカウント登録を行います。

管理画面からコース作成を選び、カリキュラム通りに枠を作ります。

そこに作成した動画ファイルやPDF資料をアップロードしていきます。

 

動画だけでなく理解度を確認するためのクイズも設置しましょう。

多くのLMSには選択式のテストを簡単に作成する機能がついています。

80点以上で合格などの条件を設定すれば自動で採点してくれます。

最後に受講完了証の発行設定などを行えば準備完了です。

おすすめオンライン講座プラットフォーム8選を紹介

テスト運用と受講者の募集

いきなり全公開する前に必ずテスト運用を行いましょう。

自分自身で受講者用アカウントを作り、ログインしてみます。

動画はスムーズに再生されるか、テストの採点は正しいかを確認します。

スマホやタブレットなど異なる端末での表示確認も忘れないでください。

 

問題がなければいよいよ受講者への案内を開始します。

社内であればメールでURLを通知し、講座販売ならLPで集客します。

最初は少人数から始めてフィードバックをもらうのがおすすめです。

受講者の声を聞きながら教材をブラッシュアップしていきましょう。

無料でeラーニング教材を作成・配信する方法

予算をかけずに無料でeラーニングを始めたいという方もいるでしょう。

結論から言えば無料ツールを組み合わせることで実現は可能です。

ただしそこにはいくつかの制限とリスクがあることを理解してください。

ここでは無料で構築する具体的な方法とその限界について解説します。

GoogleフォームとYouTubeを活用する「0円運用」

最も手軽なのはGoogleの無料サービスを活用する方法です。

まず作成した動画教材をYouTube限定公開」でアップロードします。

次にGoogleフォームを使ってテスト問題やアンケートを作成します。

フォームの説明欄や質問文の中にYouTubeの動画URLを貼り付けます。

 

「この動画を見てから以下の質問に答えてください」という形式にします。

これで動画視聴とテストを組み合わせた簡易的なeラーニングになります。

受講者の回答はGoogleスプレッドシートに自動で蓄積されます。

これなら費用は一切かからず、誰でもすぐに始めることができます。

社内のちょっとした情報共有や小規模な勉強会ならこれで十分かもしれません。

無料運用のセキュリティリスクと管理の限界

しかしこの0円運用にはビジネス利用における重大な欠点があります。

まずYouTubeの限定公開はURLを知っていれば誰でも見れてしまいます。

受講者がURLをSNSで拡散してしまえば情報漏洩を防ぐ術はありません。

またGoogleフォームでは誰がどこまで見たかの管理ができません。

動画を再生せずにテストに適当に答えても管理者には分からないのです。

 

さらにYouTubeの規約上、商用利用での限定公開には制限があります。

有料講座の動画置き場として使うとアカウント停止のリスクがあります。

本格運用なら有料ツールが結局安い理由

ビジネスとしてeラーニングを行うなら最初から有料LMSを使うべきです。

有料といっても最近のSaaSなら月額数千円程度で済みます。

この金額で強固なセキュリティと詳細な受講管理機能が手に入ります。

動画の倍速再生や視聴完了しないと次に進めない制御も可能です。

 

何より受講者にとっての使いやすさが圧倒的に違います。

広告が表示されるYouTubeや無機質なGoogleフォームでは信頼が得られません。

安物買いの銭失いにならないようツールには投資すべきです。

teachableなどのツールなら動画ホスティング代も含まれているのでお得です。

動画配信機能の詳細については以下の記事で解説しています。

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個人や自社研修におすすめのeラーニングシステム

eラーニングシステムには数え切れないほどの種類があります。

大企業向けの多機能なものから個人向けのシンプルなものまで様々です。

検索して上位に出てくるのは導入費が高い法人向け製品ばかりです。

ここでは個人や中小企業が導入しやすいコスパの良いシステムを紹介します。

teachable:個人販売・自社研修の最適解

世界中で利用されている最もポピュラーなプラットフォームの1つです。

誰でも直感的に操作できる管理画面で専門知識が一切不要です。

動画配信、クイズ作成、決済機能、顧客管理までオールインワンで揃います。

デザイン性の高い販売ページもテンプレートから簡単に作れます。

 

自社独自のドメインを設定できるためブランディングにも有利です。

初期費用は無料で月額プランも数千円から始められる手軽さが魅力です。

個人が講座を販売する場合も社内で研修動画を配る場合も対応できます。

まさにスモールスタートに最適な個人のためのLMSと言えます。

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Udemy:集客を任せたい場合の選択肢

Udemyは世界最大級のオンライン学習マーケットプレイスです。

LMSというよりはAmazonのような講座の売り場と考えた方が近いです。

最大のメリットはUdemy自体が多くのユーザーを抱えていることです。

 

自分で集客をしなくてもプラットフォーム内で検索されて売れる可能性があります。

システム利用料はかかりませんが売上に対する手数料が高く設定されています。

また顧客のメールアドレスを取得できないという欠点があります。

あくまでUdemyの中での生徒であり、あなたの直接の顧客にはなりません。

まずはUdemyで知名度を上げ、その後に自社サイトへ誘導する戦略も有効です。

Udemy

WordPressプラグイン:自作派のための選択肢

普段からWordPressを使っているならプラグインで機能を追加する方法もあります。

LearnDashやLifterLMSといったプラグインが有名です。

これらを使えばWordPressサイトをLMSに変身させることができます。

月額費用がかからず買い切りや年額ライセンスで安く済む場合があります。

 

しかし設定が複雑で日本語の情報が少ないというハードルがあります。

また動画ファイルの管理やサーバー負荷の対策を自分でする必要があります。

安易に導入するとトラブル対応で時間を浪費することになりかねません。

WordPressでの構築については以下の記事でリスクを含めて解説しています。

会員サイト作成におすすめのWordPressプラグイン5選!無料・有料の違いと導入の注意点を徹底比較

スマホ対応は必須!受講者が飽きない教材作りのコツ

システムが決まっても肝心の教材がつまらなければ誰も見てくれません。

特にeラーニングは強制力が弱いため途中で挫折しやすいのが特徴です。

「eラーニングは意味ない」と言われないために教材の質を高める必要があります。

現代の受講環境に合わせた飽きさせない工夫を凝らしましょう。

1動画5分以内のマイクロラーニングを意識する

現代人は忙しくまとまった学習時間を取ることが難しくなっています。

そのため1時間の長い講義動画をドカンと置くのはNGです。

学習内容を細かく分割し、1つの動画を3分から5分程度にまとめましょう。

これをマイクロラーニングと呼び、eラーニングの主流になっています。

 

「移動中の電車で1本」「寝る前の5分で1本」という隙間時間を活用できます。

短い動画なら受講者の心理的ハードルも下がり達成感も得やすくなります。

また後から復習したい時もピンポイントで見返せるので便利です。

制作側にとっても撮り直しや編集が楽になるというメリットがあります。

スマホでの視聴を前提としたスライドデザイン

受講者の多くはPCではなくスマートフォンで学習します。

そのためスライド資料を作る際はスマホ画面での見やすさを最優先にします。

PC画面では丁度いい文字サイズでもスマホでは小さすぎて読めないことがあります。

 

文字は極力減らし、フォントサイズを大きくし、図解を多用しましょう。

1枚のスライドに情報を詰め込まず1スライド1メッセージを心がけます。

細かい表計算ソフトの画面などを見せる場合は拡大表示するなどの配慮が必要です。

受講者は小さな画面を見ているという意識を常に持って作成してください。

インタラクティブな要素を取り入れる

一方的に動画を見せるだけでは受講者は受動的になり、眠くなってしまいます。

能動的に学習に参加させる仕掛けを取り入れましょう。

たとえば動画の途中でここで一度動画を止めて考えてみてくださいと促します。

 

また章ごとに簡単な小テストやアンケートを挟むのも効果的です。

「理解できた」「難しかった」などのボタンを押させるだけでも参加意識が変わります。

teachableなどのLMSにはこうした機能を簡単に設置する仕組みがあります。

コメント欄を開放し、受講者同士や講師との対話を促すのも良い方法です。

eラーニングのやり方に関するよくある質問

最後にeラーニングを始めようとする方からよく寄せられる質問に答えます。

多くの人が躓くポイントを事前に知っておくことでスムーズに導入できます。

著作権についてはどう注意すればいいですか?

教材の中で他人の著作物(画像、音楽、文章など)を使う場合は注意が必要です。

社内研修であっても著作権法上の私的使用には当たらない場合があります。

基本的には商用利用可能なフリー素材を使うか、自分で作成した素材を使いましょう。

 

BGMを使う場合もYouTubeのオーディオライブラリや有料素材サイトを利用します。

また引用を行う場合は出典を明記し、引用の要件を満たす必要があります。

コンプライアンスを守ることは教材の信頼性にも直結します。

契約書や法律周りの知識についてはこちらの記事も参考にしてください。

【テンプレート不要?】コンテンツ販売に契約書は必要か徹底解説!利用規約との違いとAIで条文を作る裏技

撮影機材は何を用意すればいいですか?

高価な一眼レフカメラや照明機材を最初から揃える必要はありません。

最近のスマートフォンは画質が良く十分に実用レベルの動画が撮れます。

PC内蔵のカメラとマイクでもZoom録画なら問題なく教材になります。

 

音質にこだわりたい場合は数千円程度のUSBマイクを1つ買うと良いでしょう。

画質よりも音質の方が受講者のストレスに直結しやすいからです。

AI動画ツールを使うならそもそも撮影機材は一切不要になります。

まずは手持ちの機材で始めて必要に応じて買い足していくのが賢い方法です。

どのようなジャンルの教材が売れやすいですか?

eラーニングとして販売しやすいのは悩み解決型やスキル習得型の教材です。

ビジネススキル、プログラミング、語学、ダイエット、資格取得などが定番です。

しかしニッチなジャンルでも深い悩みがあれば需要はあります。

ペットのしつけや特定の楽器の演奏法なども人気があります。

 

重要なのは情報そのものの価値よりも体系化されていることです。

ネットで検索すれば出てくる情報でも順序立てて学べることに価値があります。

売れるコンテンツのネタ探しについては以下の記事で深掘りしています。

【個人で稼ぐ】デジタルコンテンツ販売の始め方 おすすめのプラットフォームから商品作成まで全手順を公開

まとめ

eラーニングのやり方について個人や中小企業向けに解説してきました。

かつては大企業だけのものだったeラーニングも今は誰でも参入できます。

AIツールで教材を自作し、クラウド型LMSで配信すればコストは最小限です。

重要なのは完璧なシステムを作ることではなく価値ある知識を届けることです。

まずは企画を立てパワーポイントでスライドを一枚作ることから始めましょう。

その小さな一歩があなたの知識を資産に変え、ビジネスを大きく成長させます。

ぜひ今日からあなただけのオンラインスクールの準備を始めてください。

システム選びで迷ったらまずは使いやすいteachableから試してみるのが正解です。

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