【もう悩まない】タスク管理が苦手な原因は5つだけ|科学的にできる人に変わる全手順
- 2026.01.07
- タスク管理
ただやり方を知らないだけ。
何度挑戦してもタスク管理がうまくいかない。
ToDoリストは作るけれど、ほとんど実行できないまま一日が終わる。
そんな自分を「意志が弱い」「ダメな人間だ」と責めていませんか。
もしそうならその自己嫌悪は今日この瞬間で終わりにしましょう。
断言します。
タスク管理が苦手なのはあなたの能力や性格のせいでは決してありません。
それは脳の仕組みや心の働きといった科学的な「原因」があるからです。
そして原因が分かれば必ず正しい対策が打てます。
この記事は精神論や根性論を一切排除しました。
あなたを根本から変えるための具体的で科学的な処方箋です。
読み終える頃、あなたは新しい自分に変わるための確かな一歩を踏み出しているはずです。
北岡ひろき(@kitaokahiro)
【原因究明】なぜあなたはタスク管理が苦手なのか?5つの根本原因を徹底解剖
世の中には様々なタスク管理術があります。
しかしそれらを試す前にまずやるべきことがあります。
それは敵の正体を知ることです。
あなたを長年苦しめてきた苦手という感情。
その根本原因は突き詰めればこれからお話しする5つのうちのどれかに当てはまります。
自分はどのタイプなのかを意識しながら読み進めてみてください。
正しい診断こそが的確な治療への最短ルートなのです。
脳の特性(ADHD傾向):そもそも脳がマルチタスクを苦手としている
注意散漫になりやすい。
興味の移り変わりが激しい。
一つのことに集中し続けるのが難しい。
もしこれらに心当たりがあるならそれはあなたの脳の特性かもしれません。
特にADHD傾向のある脳は複数のタスクを同時に管理する実行機能がもともと得意ではありません。
これはやる気や能力の問題ではなく脳の構造的な特徴なのです。
そのため一般的に良いとされる複雑なタスク管理ツールを導入してもかえって混乱してしまうことがあります。
以下のチェックリストで自分に当てはまるものがないか確認してみましょう。
会議の内容に集中できず、上の空になることがある
仕事中、頻繁にSNSなどをチェックしてしまう
締め切り直前にならないとやる気が出ない
これらは全て脳の特性に起因する行動かもしれません。
自分を責める必要は全くありません。
脳の特性に合ったシンプルなやり方を選ぶことが何よりも重要です。
心理的ブロック:完璧主義が最初の一歩を重くしている
「やるからには完璧な計画を立てなければならない」
そう考えているうちに時間が過ぎてしまい結局何も始められなかった。
そんな経験はありませんか。
これは完璧主義という名の心理的なブロックがあなたの行動にブレーキをかけている状態です。
タスクのハードルを無意識のうちに極限まで高めてしまうため取り掛かる前から膨大なエネルギーを消耗してしまうのです。
例えば資料作成というタスクがあったとします。
完璧主義の人は「最高の構成を考え、一字一句ミスなくデザインも完璧な資料を作らねば」と考えてしまいます。
これでは到底すぐには始められません。
このタイプの人は能力が低いのではなくむしろ真面目で責任感が強い人です。
しかしその真面目さが皮肉にも行動を妨げる原因となってしまっているのです。
見積もり能力の欠如:タスクにかかる時間を致命的に甘く見積もっている
「この仕事なら1時間もあれば終わるだろう」
そう高を括っていたら実際には3時間以上かかってしまいその日の計画が全て崩れてしまった。
これもタスク管理が苦手な人に共通する典型的なパターンです。
私たちは自分が思っている以上に作業時間の見積もりが苦手です。
これは計画の誤謬と呼ばれる誰にでも起こりうる認知バイアスの一種です。
特にやったことのない新しい仕事に対しては希望的観測で時間を短く見積もりがちです。
「資料調査に思ったより時間がかかった」「急な電話で中断された」といった不測の事態を計画の段階で全く考慮できていないのです。
この見積もりの甘さが無理な計画を生み出し、結果として計画倒れと自己嫌悪を繰り返す悪循環に繋がっているのです。
計画の不在:ゴールから逆算する段取り力が不足している
ただ目の前にあるやることをリストアップするだけ。
これはタスク管理ではなく単なるタスクの羅列です。
真のタスク管理とはまず明確なゴールを設定し、そこから逆算して「今、何をすべきか」を導き出す行為です。
例えば「来週の金曜日までにプレゼン資料を完成させる」というゴールがあったとします。
段取り力のある人は「ならば水曜日までには構成を終え、火曜日までには情報収集を終える必要がある」と考えます。
しかしこの段取り力が不足しているとただ闇雲に情報収集を始めてしまい気づけば木曜日の夜になっているという事態に陥ります。
目的地が分からないまま、ただがむしゃらに船を漕いでいるようなものです。
環境の問題:集中力を奪う敵があなたの周りに多すぎる
あなたの意志の力はあなたが思っているほど強くありません。
これは誰にとっても同じです。
人間の集中力は非常に脆いものです。
スマートフォンの通知音。
デスクの上に散らかった書類。
常に開いているSNSのタブ。
これらは全てあなたの貴重な集中力を奪い去る敵です。
ある研究では一度集中が途切れると元の集中状態に戻るまでに最大23分かかるという結果も出ています。
つまり数秒の通知チェックがあなたの生産性を30分近くも奪っている可能性があるのです。
苦手意識の原因が実はあなた自身ではなくあなたの周りの「環境」にある可能性も十分に考える必要があるのです。
脳を騙し集中力をハックする技術
脳の特性が原因の場合、根性で乗り越えようとするのは最悪の選択です。
脳を無理やり変えるのではなくその特性を理解し、うまく騙すことで集中力をコントロールする技術を身につけましょう。
ポモドーロ・テクニックで集中力の波を作る
集中力が長続きしない脳にとって長時間ぶっ通しで作業するのは苦痛です。
「25分集中して5分休憩する」
この短いサイクルを繰り返すポモドーロ・テクニックはまさにうってつけの方法です。
25分という短い時間ならなんとか集中できる気がしませんか。
Focus To-Doのような専用アプリを使えばタイマー管理も簡単です。
タイマーが鳴ったら強制的に作業を中断し、立ち上がって水を飲むなど全く違うことをします。
このリズムが脳の飽きを防ぎ、結果として一日を通した生産性を高めてくれるのです。
タスクを行動レベルまで細分化する
企画書を作成するというような大きなタスクはADHD傾向の脳にとってはどこから手をつけていいか分からず、フリーズする原因になります。
タスクは見た瞬間に行動できるレベルまで徹底的に分解しましょう。
例えば「企画書の市場調査パートを書く」→「A社の調査レポートを読む」→「レポートの3ページ目から5ページ目までを読む」というように。
TodoistやAsanaのようなツールはこうしたサブタスクの管理が得意です。
ここまで細かくすれば脳は迷うことなく行動を開始できます。
脳の特性とタスク管理については以下の記事でさらに詳しく解説しています。
医学的な側面からも知りたい方はぜひご覧ください。
【当事者向け】タスク管理ができないのは病気のせい?ADHD等の脳特性とツールで人生を変える方法
完璧主義を捨てるための2分間ルール
完璧主義という名の呪いを解く鍵は行動のハードルを極限まで下げることです。
あなたの真面目さを行動を始めるためのエネルギーに変換しましょう。
2分間ルールで行動のエンジンをかける
心理学者デビッド・アレンが提唱する2分間ルールは驚くほどシンプルかつ強力です。
「もしそのタスクが2分以内で終わるなら今すぐやる」
これだけです。
メールの返信、デスクの片付け、電話一本。
後でやろうと思っていた細かいタスクが実はたくさんあるはずです。
このルールに従うことでタスクを処理するリズムが生まれます。
脳科学的にも一度行動を始めると脳の側坐核という部分が活性化し、やる気が出てくることが分かっています。
最初の一歩が次の一歩を呼び起こすのです。
時間を正確に把握するトレーニング
時間感覚はトレーニングによって後天的に身につけることができるスキルです。
自分の時間感覚のズレを客観的に認識することから始めましょう。
予測時間と実行時間を記録する
今日からすべてのタスクの横に2つの時間を記録してみてください。
一つはそのタスクを始める前に予測した時間。
もう一つは実際にかかった時間です。
これを数日間続けるだけで自分がどのようなタスクの時間を甘く見積もりがちか、その傾向が驚くほど明確に見えてきます。
Toggl TrackやClockifyといった無料のタイムトラッキングツールを使えば記録はさらに簡単になります。
この事実を客観的に認識することが正確な見積もり能力を身につけるための最も確実なトレーニングになります。
ゴールから逆算する逆算思考
計画とは未来から現在に向かって線を引く行為です。
がむしゃらに進むのではなくまず地図を手に入れることから始めましょう。
まず理想の完了状態を書き出す
タスクに取り掛かる前にまずノートの真っ白なページに「この仕事が完璧に終わった状態」を具体的に書き出してみてください。
例えば「クライアントが『素晴らしい!』と絶賛する企画書が完成している」というように。
このゴールが明確になることでそこへ至るために本当に必要な作業が見えてきます。
ゴールが曖昧なままではどんなに頑張っても的外れな努力になってしまう可能性があります。
ゴールから逆算して具体的なやり方に落とし込む技術については我々の首都である以下の記事でさらに詳しく解説しています。
【挫折しない】個人のタスク管理・完全講義|あなたに合ったやり方が見つかる失敗ゼロの全技術
集中力を奪う全ての敵を排除する
あなたの意志力に頼るのをやめましょう。
代わりに集中せざるを得ない環境を戦略的に作り出すのです。
スマホを物理的に遠ざける
現代の集中力における最大の敵は間違いなくスマートフォンです。
マナーモードにしていても視界に入るだけであなたの脳のワーキングメモリは無駄遣いされています。
仕事に集中したい時間はスマホを別の部屋に置くカバンの中にしまうなど物理的に遠ざけることを徹底してください。
Forestのようなアプリはスマホを触らない時間に応じて木が育つというゲーミフィケーションであなたのスマホ断ちを助けてくれます。
その効果はあなたが想像しているよりもはるかに絶大です。
【番外編】部下や上司が苦手な場合の対処法
タスク管理の悩みは自分自身の問題だけとは限りません。
チームで働く以上、部下や上司が原因で仕事が進まないという状況も起こり得ます。
ここでは対人関係に起因するタスク管理の問題への対処法を解説します。
タスク管理ができない部下への処方箋
部下がタスクをうまく管理できない場合、その原因は能力ではなくやり方の不一致であることがほとんどです。
まずは指示の出し方を見直しましょう。
なるべく早くといった曖昧な指示を避け、「金曜日の15時までにAとBを完了させてください」と具体的かつ明確な指示を出すことが重要です。
また週に一度、短い1on1の時間を設け、タスクの進捗と困っていることを確認する仕組みを作るのも有効です。
部下を管理するのではなく部下がセルフマネジメントできるよう支援するという視点が状況を改善する鍵です。
タスク管理ができない上司への処方箋
上司が原因で仕事の優先順位が混乱するのは非常に厄介な問題です。
この場合、あなたが上司を管理することはできません。
できるのは自分自身を守るための防衛策を講じることです。
上司から新しい仕事を振られたら必ず「承知しました。現在抱えているAのタスクより優先度は高いでしょうか?」
と質問する癖をつけましょう。
これにより上司に優先順位を判断させる責任を移譲できます。
また口頭での指示は必ず「今いただいたご指示は〇〇という認識で合っていますでしょうか?」
とテキストで確認の連絡を入れることが後のトラブルを防ぐための生命線になります。
小さなできたを積み重ね最高の自分になる
タスク管理の苦手克服とは一発逆転の魔法を探す旅ではありません。
それは自分自身の特性を理解し、小さな成功体験を一つ一つ積み重ねていく地道なプロセスです。
今日この記事で学んだ処方箋の中からまずは一つだけでいい。
一番簡単そうで自分にもできそうだと思ったものを今日、この後すぐに試してみてください。
「2分ルール」でも「スマホを隣の部屋に置く」でも何でも構いません。
その小さなできたという感覚こそがあなたの苦手意識という分厚い氷を溶かす、最初の熱になるのです。
あなたは決してダメな人間ではありません。
ただ自分に合ったやり方を知らなかっただけなのですから。
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